※注意 この先には現代でお館様がリモコンを操作する話が放置してあります。 何があっても笑って許せる、またはスルーできる御方のみご覧ください。 覚悟はいいか?俺はできてる。 新撰組でも見るかのう。 ワシはそう思いたち、最近佐助が買ってきおった「DVDレコーダー」というカラクリの操作をはじめた。 この前、新撰組の特集をやっていたのじゃが、ワシは出かけていての。 佐助に録画してもらったのじゃ。 が、ワシはカラクリの操作が苦手でのう。 今も、その…苦戦しておるのじゃ…。 しかし、「新撰組を見たい」というこの熱い気持ちは押さえられん!! 「お館様ぁあ!!幸村、只今戻りました!!」 「おぉ!!よくぞ戻った!!」 ワシがカラクリに苦戦して10分ほどたったころ、幸村が帰ってきおった。 あやつはまだ若い。 このワシと違って佐助に教えてもらいカラクリの操作に慣れているかもしれん。 ワシは幸村を頼ることにした。 「のう幸村。新撰組をみたいのじゃが、すまんがこのカラクリを操作してくれんか?」 「なっ!!このキャッ、カッ、カラクリをですか…!?ぎょ、御意!!」 幸村も例にもれずカラクリの操作が苦手だったが、信玄の頼みを断るわけにもいかないと思い、カラクリの操作に挑んだ。 先日、佐助は俺の前でこれを操作していた。 しかしまったくわからぬ!! どっ、どのぼたんを押せばよいのだ!? れこーだーというものはカラクリ自体に保存出来るらしいゆえ、何かを入れるということはしないと思うが… こ、これか? 「ぬぅ…これ、でしょうか?いや、こちらのぼたんのような。ええい!!どうにでもなれい!!」 ポチっとな。 『あっ、だめっ…!!』 『だめじゃないだろ…気持ちいいんだろ?』 幸村の超適当な操作によりアッハーンウッフーンなものが再生された…。 「うわぁぁあああ!!はっははははっ…」 「ん?これは佐助の撮ったもののようじゃの。幸村、停止ぼたんを押すのじゃ」 幸村は顔を真っ赤にしながら叫んだが、お館様は何食わぬ顔で幸村にカラクリを止めるように指示を出した。 その時、 ガチャ 「たっだいまー旦那!!あーもう今日も疲れたよ。何あの独眼、勘弁してほし…って二人で何やってんのォォオオ!?」 「おぅ佐助!!すまんがこのカラクリの操作を…」 「佐助ぇぇええ―――――!!」 ダダダダダッ 「破廉恥でござるァァアア―――――!!」 ドグシャアッ!! ガッシャーン! 帰ってきて早々、幸村に殴られる佐助。 不憫極まりない。 ガラスもぶち割り再び外へ出た。 「イッテェェエエ!!いきなり何すんだよ!!」 佐助は殴られた頬をおさえながら幸村に向かって叫んだ。 「こんなものを録るなど破廉恥極まりない!!即刻削除いたせ!!」 「ちょっと!!勝手に再生しといてそりゃないでしょ!!旦那のわがままさは竜の旦那に並ぶもんがあるよ!」 竜の旦那が何をしたかわからないが、佐助の言い分はもっともである。 しかし相手は幸村。 そんなものを聞くようなやつではない。 「政宗殿はどうでもよいっ!!いいから消せェ―――!!虎炎っ!!」 「ギャアァァアア!!」 「佐助、ワシは新撰組が見たいのじゃが…」 「ちょwww大将wwwこの前使い方教えたじゃないですかァア――――!!」 このあと、信玄が新撰組を見れたのかはわからないが、 武田軍は今日も賑やかだ。 完! 外伝ストーリーの幸村パートの第二章のお館様が可愛すぎるゥ!!から思わず書いてしまった…。 |